ここには古き良きヨーロッパの音の響きがある

そして何よりもとても楽しい♪

 

フルトヴェングラーやカールリヒター、メニューイン、オイストラフ、ホロヴィッツ、コルトー、バックハウス。

学生時代に出会った恩師の影響を受け、古き良き音楽の響きに魅了され、本物の音楽に近づくにはどうしたらよいか、心の内でずっと模索してきました。

 

アクロバティックで目を奪われるような見事な演奏は魅惑的かもしれませんが、涙が出るような心震えるような瞬間を生み出せる音楽の力は偉大だと思うのです。

 

この教室の子どもたちの奏でる演奏を聴いて、「古き良きヨーロッパの音の響き」を感じました。「なぜ?」と、驚きました。


お話をうかがうと、この教室の創設者である芦塚先生は、ミュンヒェンで、カールリヒターやイェルクデームスと大学の学食などで音楽談義に花を咲かせられるほどに、本場の本物を知る、紛れもなく希少な先生だと分かり、「なるほど!」と納得しました。

本物を難解ではなく、易しく簡単に伝えられるメトードのため、子どもたちはストレスがなく、学んでいるというよりは、まるで遊んでいるように見えるのです。

更にはピアノ専科の生徒さんが今度はコントラバスを弾き、さっきまでヴァイオリンを弾いていた子がチェンバロを弾きと、色んな楽器を自然に楽しんで演奏しています。どうしてそんなことが出来るのか聞いてみると、根幹にあるメトードが楽器に隔てなく共通しているからなのだそうです。

プロフェッショナルな音楽家がたくさん育っていくというのも頷けます。

 

もっともっと芦塚先生から学びたいことが、ここにはたくさんあります。私も音楽が楽しくて仕方がないのです。

 

「本物の音楽を子どもの頃から受け取れる生徒さんたちが羨ましい。」

 

芦塚先生にそうお伝えしたところ、先生自身がそう思っていらっしゃるそうで、自分自身が受けたかった音楽教育を実現させたのだとおっしゃっていました。

そんな芦塚メトードを、本物を楽しく学びたい人に、心からお薦めしたいと思います。